さくら地区会8月例会 売上UPの戦略と実践報告~経営革新計画承認企業から学ぶ~

さくら地区会8月例会

売上UPの戦略と実践報告

~経営革新計画承認企業から学ぶ~

 

2013年8月19日、熊谷会館において、さくら地区会経営開発委員会(仕事づくり)主催で例会を開催しました。報告者は株式会社山英の西山英行氏でした。

西山氏の経営する株式会社山英は、2つの経営革新計画承認を受けています。「経営革新・その失敗と成功例」という内容での発表となりました。

 

初めに取り組んだ経営革新計画は、空気触媒の施工による経営革新計画でした。

 経営革新計画に取り組んだ背景としては、それまでの会社の受注形態は公共工事が主体で、他の事業を持っておらず、新しい収益の柱として民間工事業に注視し、増収・増益、そして社員の増員を目指したそうです。

 なぜ空気触媒を選んだのかというと、自らが花粉症、シックハウス症候群に悩んだことがきっかけで、空気中の化学物質の怖さを知り、化学物質による健康への影響(肺がんの増加など)や空気触媒の研究を重ね、施工技術の訓練も重ねていったそうです。

 空気触媒の成分は天然ミネラル鉱物のみなので無毒、無害。施工後はメンテナンスフリーと大変良い商品です。しかし、無色・無臭・透明なので施工してあるかどうかお客様から見えない。効果がすぐに表れない、すぐに実感できないということで、一般のお客様に浸透しなかったということでした。

 現在は、効果が実感できるように、「臭い」に特化して戦略の立て直しを図っているそうです。

 

 次に取り組んだ経営革新計画は、熱交換塗料の施工でした。

 空気触媒の施工では思ったような結果が得られなった西山氏ですが、東日本大震災後に省エネ、節電の気運が高まりその時流に沿った商品を選びました。

 熱交換塗料とは、光の持つ熱エネルギーを塗膜の中で運動エネルギーに変えて熱エネルギーを消費してくれる塗料だそうです。遮熱塗料や断熱塗料より効果があり、夏季の冷房費削減だけでなく、冬季の暖房費の削減にも効果があるということです。

 熱交換塗料の塗布量によってカーボンオフセット認定証が発行される唯一の商品で、CO2の排出削減を余儀なくされている大企業などがこぞって起用し、使用電力の削減に取り組んでいる地方自治体も起用するようになってきたということです。

 

 熱交換塗料の施工が環境によい商品ということで目にとめていただいたお客様が、同様に環境に良い商品だということで空気触媒にも目を向け始めてくれるという思いがけない相乗効果もあったそうです。

最後に西山氏から、みなさんが経営革新計画認証を受けるにあたってのアドバイスもありました。

1 目に見えるものをターゲットにして目標を掲げた方が良い。

2 あまり時代を先走らないこと。

3 経営革新計画の承認を受けたからといって、誰も売上増加に協力してくれるわけではない。

4 計画は『理想』ではなく『実行できるもの』を掲げる。

5 承認を受けたらできるだけそのことを表に出す。(PRする)

 

豊富な資料をもとに、最後まで興味深く聞くことのできた報告でした。

 

次に行われたグループ討論では、「売上アップのために経営者がするべきことは何か?」というテーマで参加者同士意見交換をしました。

製造業では、顧客からのリピートが重要なので、品質第一、不良品を流出させないことを全社挙げて取り組んでいるということや、少量多品種の仕事も引き受けるようにして、顧客のニーズに応えているといった意見がありました。

また、サービス業では、まず人に出会い自分をPRすることを心がけることはもちろん、専門分野の確立や、対象とする顧客を絞ること、顧客への提案スキルを磨くこと、顧客満足を高めてリピーターを増やすことができるように社員教育をしているなどの意見が出ました。

 

様々な業種の経営者からの売上アップについての話を聞くことができて、非常に有意義な例会になったと思います。

例会報告 文責 飯島広樹

 

以上

2013年8月27日さくら地区会事務局