2017年 さくら地区会 3月例会

平成29年3月21日(火)18時30分から、熊谷商工会館にて、さくら地区会3月例会を開催しました。『同友会で私は変わった!~経営指針って実際どうなの?』というテーマで、埼玉同友会経営労働委員長、株式会社吉田電工代表取締役吉田雄亮氏に報告をしていただきました。

 

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創業者である父親の急死で、25歳で社長となった吉田氏。最初のころは仕事をこなすだけで精いっぱい、求人は不足している人手を探すといった状態でした。
経営者の知人から中小企業家同友会を紹介され、経営者としての成長というよりは仕事を得られるかもというマッチング目的で入会したそうです。

 

いい会社とは企業の規模が大きくなることだろうという考えで、我流で経営理念や経営指針を作成し、一旦は業績も上がり社員も増え、有頂天に。当時のことを考えると、謙虚さが足りず、社員のことも考えていない自分よがりな経営者だったと反省しているそうです。

 

順調に新卒採用も進み、業績が最高潮になった直後、立て続けに退職者が出始めました。仕事を詰め込み過ぎでしたが、賞与で還元すればいいだろうと考え、人を育てる余裕もなく、会社を辞めるのはその社員のせいだと考えていたことへの反動でした。ここで、吉田氏は労働環境の整備や社長自身の考え方や笑顔絶やさないようにすることで社風の改善に取り組みます。社長、社員、協力会社も共に成長し、幸せになることを目指そうと考え、経営理念そのものも見直しました。

 

社員との個別面談をして話を聞きとることはもちろん、共同求人活動に取り組み学生から選ばれる会社づくりを進めていったそうです。
その成果は少しずつ表れ、社員から意見が多くでるようになってきたり、理念に共感して入社する学生が現れたり、明るい社風に憧れて近所の高校生が入社を希望してきたり、さらには、関係会社の方が自分の子供の就職に吉田電工を勧めるようになったりと変わってきたそうです。

 

吉田氏は同友会で学んだことを実践することでここまで成長できたと強く実感しているとのこと。同友会で自社の存在意義とは何かを深く考えることになったそうです。実践とは成功する事だけではなく、実践は挑戦だと思っているそうです。社長が挑戦をし続けない限り、社員さんは挑戦しないと思います。同友会で経営指針を作り、実践し、その過程を上手くいったことも上手くいかなかったことも含めて会員の前で報告するということで振り返りを図り、また新しい経営指針を作る。この繰り返しが、会社成長させていってくれると吉田氏は語ってくれました。

 

同友会での活動と自社の成長が一緒になっている経営者としての素晴らしい報告だったと思います。

 

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2017年3月28日さくら地区会事務局